シルクロードの旅情報・トルファン観光・旅行情報
トルファン観光案内~中国 トルファン観光・シルクロードの旅~
トルファン概況:
トルファン(吐魯番)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区の都市。トルファン盆地の中央に位置し、面積は1万5738km²。人口は24万人(1995年)。古くより交通の要所であり、シルクロードの要所として栄えた。現在は観光都市となっている。
観光以外では農業が主であり、ブドウ・綿花・ハミウリが特産。
砂漠地帯に水を持ってくるための機構が特徴的である。その水源は天山山脈の雪解け水で、山の麓から20~30mの間隔で井戸を掘って並べ、その底をつなげて水路としたものである。11世紀ごろにイスラム勢力より伝わったと言われ、カレーズ(坎尔井) と呼ばれる。
トルファン盆地の中央に位置し、北に天山山脈を臨む。
トゥルファンは海抜がマイナスの場所がほとんどであり、トゥルファン市街のそばにあるアイディン湖の水面は海抜-154mで、中国で最も低いところにある。
夏の暑さは非常に過酷で、最高気温は38~40℃、これまでの最高で49℃を記録した事がある。更に雨も少なく、年降水量は20mm前後。また砂漠地帯であるために風が非常に強く、20m以上の風が普通に吹いている。
150キロ北西にウルムチ、350キロ東にハミが位置している。
トルファンの観光地案内:
ベゼクリク千佛洞/ベゼクリク石窟寺院:
ベゼクリク石窟寺院は火焔山の一角、ムルトク河にのぞむ断崖に位置する。「ベゼクリク」とは、ウイグル語で「美しく装飾された家」という意味で、僧侶がこもって修行する石窟寺院であった。南北朝から元代にかけて大小50あまりの石窟が作られている。
かつては、壁画・塑像に飾られていた石窟も、イスラム教徒の偶像破壊や、スタインなどの各国探検隊による壁画の持ち出しで、当時の面影はほとんど残っていない。
しかし、わずかに残る壁画からは、様々な各民族共存の有り様をうかがうことが出来る。
アスターナ古墳群:
アスターナ古墳群は高昌故城に住んでいた、麹氏高昌・唐代の貴族の墓地である。高昌故城の北方約1km、火焔山の南麓にあり、500基近くの墳墓が並んでいる。
解放後の発掘によって、彩色泥俑・漆器・絹織物・文書・食料品などが出土し、当時のオアシス住民の生活・文化・風俗などを知る貴重な資料となっている。
特に「トルファン文書」として知られる文書類は2700点にもおよび、トルファンのみならず、西域の政治・経済・軍事の諸制度から人々の生活ぶりを知る重要な手がかりを提供した。
その他、壁画や絹絵などは、中国中原の中心的文化が辺境の地に浸透していたことを物語っている。
交河古城:
交河古城は現在の新疆ウイグル自治区のトルファン市街地から西に約10kmのところにある、オアシス都市国家の遺跡である。
もともとこの一帯は盆地であり、しかも世界有数の低地であるため、気候は乾燥し、夏は高温、冬は酷寒になる。トルファンの自然環境はこのように厳しいものだが、シルクロードの要衝だったため、昔から多くの小さな都市国家が興亡をくり返してきた。
交河古城から40kmと行かない地域だけを見ても、交河古城とならぶすばらしい遺跡が数多く点在し、その規模の大きさに圧倒される。ただこの一帯の遺跡は、全体的に保存状態がよくない。日干しレンガの破壊が深刻である。そのなかで交河古城は比較的保存状態がよいため、観光コースが整備されている。
このトルファン一帯の遺跡の多くは、麹(きく)氏高昌国というオアシス都市国家によって建設されたものが多い。
交河古城は6世紀初めの麹氏高昌国時代に建設されたものだが、現存するものは唐代以降のものである。街はその名の通り、交わる2つの河(二道溝と三道溝)の間の細長い台地の上に築かれている。南北1km、東西350mで城壁はないが、高さ30mの崖上という立地が天然の要塞をなしている。遺跡の中心は幅3mの大道が貫いており、西北部に寺院遺跡、東北部に一般住居が集中する。ここは世界でも珍しい「彫刻都市」で、黄土の台地を上から掘り下げてつくられている。そのため日干しレンガを積み上げた街とは異なり、建築から1000年以上を経たいまでも保存されている。しかし保存状態がよいほうといっても、劣化はかなり進行している。
トルファンの葡萄溝
葡萄溝は、新疆ウイグル自治区トルファン市から北東13キロのところにある峡谷に位置している。ここは葡萄の生産地として、その名が国内に知られている。葡萄溝は奥行き8キロ、幅0.5キロで、両側は植物も育たない険しい崖となっている。しかし、溝内は緑いっぱいで、葡萄のほかに、ザクロ、イチジクなどの果樹も育っている。ここは空気がきれいで気温も涼しく、有名な避暑地でもある。
葡萄溝には、400ヘクタールの葡萄畑があり、ここに植えられている葡萄は、「無核白」(むかくはく)と呼ばれる緑色の種無し葡萄、細長い緑色の房が特徴の「馬ダイ子(馬の乳房)」、赤葡萄など200種類もあるとのことだ。ここでは、葡萄の年間生産量が600トン、干し葡萄の年間生産量が300キロに上る。特に「無核白」の干し葡萄は甘酸っぱく、国内の市場でも高く評価されており、「中国の緑の真珠」と呼ばれている。
葡萄溝では葡萄狩りを楽しめるほか、葡萄民俗館、民謡歌手・王洛賓の記念博物館などを見学することができます。
高昌古城・高昌故城:
トルファン市街から東に約45km、火焔山南麓にある高昌故城は、紀元前1世紀から14世紀の間、新彊における政治・経済・文化の中心地の一つであった。
高昌故城はほぼ正方形をなし、東西1600m、南北1500mにも及ぶ。王城・内城・外城と3部分に分かれ、居住区は北に、手工業区は南にあった。西南から東南にかけての一帯がとりわけ良く残っており、北部は破損が激しい。建物は日乾レンガによって築かれ、アーチ型の出入口が多い。日乾レンガは畑の容土や肥料として使われたため大部分は残りが悪い。
漢代には高昌壁が築かれたという記録がある。5世紀、蘭州出身の漢人、麹氏一族によって麹氏高昌国が成立し、以後640年に唐の太宗によって滅ぼされるまで、約140年間存続した。
9世紀末、唐が全面的に撤退した後、10世紀にはウイグル人の「高昌大王府」がおかれた。高昌故城はその後300年間ウイグル人の拠点として栄えたが、13世紀にチンギス・ハンの遠征軍に襲撃され、廃墟となってしまった。
トルファンのホテル情報~トルファンホテル予約~
1、トルファン賓館(3つ星)場所:中国新疆トルファン市青年南路22号
2、トルファン緑洲賓館(3つ星)場所:中国トルファン市青年路41号
3、トルファン大飯店(3つ星)場所:中国トルファン市緑洲中路18号
4、トルファン財富商務酒店(4つ星)場所:トルファン市緑洲中路289号
5、トルファン吐哈石油大厦(5つ星)場所:吐鲁番市文化路230号
トルファンへの旅・シルクロードの旅の関連ツアー:
http://www.tasaixa.com/list2.asp
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