九寨溝(きゅうさいこう)と黄龍(こうりゅう)
九寨溝(きゅうさいこう)は四川省成都市から約400㎞離れています。中国で唯一ユネスコの「世界自然遺産」と「世界生物圏保護区」の2つに登録される観光名勝地です。九寨溝周辺に9つのチベット族の集落があることからその九寨溝の名が付けられたのです。約40㎞の長さにわたっている渓谷は人跡未踏な場所が多く、その景観は自然そのままの状態を大事に保存されており、中国でもっとも美しい水を有する姿は「童話世界」と称えられています。九寨溝は類まれな珍しい自然景観に恵まれていることから「人間仙境」という名も持っています。
九寨溝は石灰岩質の岷山山脈中、標高3400mから2000mに大小100以上の沼が連なるカルスト地形の淡水の湖水地帯です。谷はY字状に分岐しており、岷山山脈から流れ出た水が滝を作り棚田状に湖沼が連なっています。水は透明度が高く、山脈から流れ込んできた石灰岩の成分(炭酸カルシウム)が沼底に沈殿し、日中には青、夕方にはオレンジなど独特の色を放ちます。また、流れに乗って運ばれてきた腐植物が石灰分に固定され、植物が生え、独特の景観を見せます。ジャイアントパンダの生息地のひとつとしても有名です。
九寨溝の観光の特色としては翠海(エメラルド色の池)、畳瀑(重なる滝)、彩林(豊富な色彩に富んだ森)、雪峰(積雪の山)、チベット民族の風情という5つのポイントに分けられます。主な観光スポットとして、宝鏡岩、盆景灘、蘆の海、五彩池、真珠の灘、鏡海、犀の灘、諾日朗瀑布、火花海、長海などが数えられます。秋に入ると九寨溝は最も美しい季節を迎えます。紅葉に染まった木々や大木、空高く流れる白い雲も水面のキャンバスを彩り、緑の世界から色鮮やかな色彩の世界に移り変わっていきます。九寨溝(きゅうさいこう)観光のベストコースとしては、箭竹海→パンダ海→老虎嘴→五花海→珍珠灘→長海→五彩池→諾日朗瀑布→老虎海→樹正瀑布→火花海→盆景灘→宝鏡岩で、良く使われています。
黄龍(こうりゅう)は四川省の東北部に位置し、玉翠峯の山麓の湖沼群です。石灰岩の層が地面の傾斜にそって棚田のように連なり、そこに水がたまって湖沼群を形成している景勝地です。世界有数のカルスト地形で、3400もの湖沼が連なる姿は、まるで龍のウロコのように見えます。黄龍でも最も不思議なのが五彩池で、場所と時間によって、緑、黄、青、白、黒など水面がさまざまな色に変化するのです。五彩池のほとりにある黄龍寺には黄龍の神様、黄龍真人様が祭られ、人々の信仰を集めています。。「黄龍の景観と歴史地域」としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されています。
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